屋上緑化で屋上がコミュニケーションの場に

期待できるのは省エネだけではない

屋上緑化といえば、ビルなどの建物の屋上に植物を植えることによって、建物内を涼しく保ち、冷房費を抑えたりヒートアイランド現象を抑えたりと環境に働きかけるための対策であり、それがメインで始まったのですが、実際に得られる効果はそれだけではありません。屋上を緑化し、開放することによって、オフィスビルの場合は社員同士が、マンションなどの集合住宅の場合は住民同士がそれぞれコミュニケーションを取る場に変化させることができるのです。

屋上がいつしか憩いの場に

何もなく、無味乾燥な空間が広がっているだけでは、なかなか人は集まりません。ただ、そこに少しの植物があるだけで日光を遮り、また、心にゆとりを生むことがあります。そうした効果を利用した憩いの場として、多種多様な植物を植えたり、噴水を設置したり、ベンチを置いたりすることで、人が集まる空間になります。さらにはバーベキューなどのイベントを開けば、そこは交流の場になるのです。無味乾燥な屋上が、まったく別の性質のものへと生まれ変わるのです。

菜園にすることで得られる連帯感

ただ単にコミュニケーションの場にするだけではなく、屋上で菜園を営むことによって、社員同士あるいは住民同士の連帯感は深まります。会話のみではなく、共に一つの目標に向かって作業をするという行為が、それぞれの存在感を意識させることにつながるからです。また、菜園で育てた作物を共に収穫した時には達成感も味わうことができ、そこからさらに交流が深まる場合もありますので、屋上を緑化する以上の効果が得られる可能性もあるのです。

屋上緑化とは、建物の屋上部分に芝生を敷設する工事のことを言い、断熱効果や二酸化炭素排出の抑制効果が期待できます。